人間ドッグの胃バリウム検査で異常と言われたら?

胃バリウム検査とはバリウム(胃部造影剤)を飲んだ後、検査台の上で体の向きを上下左右に回転させて、上部消化管(食道から胃、十二指腸まで)内を流れるバリウムをX線で撮影し、胃の形や粘膜上に異常がないかを確認する画像検査です。

 

どのような病気・病変を調べられるのか

胃粘膜の凹凸を体外から観察する検査になりますので、胃粘膜が盛り上がったりする病気(隆起性病変)やへこんだりする病気(陥凹性病変)がわかります。

隆起性病変の場合…悪性腫瘍やポリープ、胃炎など
陥凹性病変の場合…胃潰瘍や胃炎、悪性腫瘍などの可能性があります。

いずれにせよバリウム検査で異常が指摘されれば上部消化管内視鏡(胃カメラ)にて精密検査が必要になります。
また胃の表面の平坦な病変(早期の胃癌)などはバリウム検査ではわからないこともあります。

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