便潜血検査で陽性と言われたら

便潜血検査で陽性になる理由

便潜血陽性ということは採取した便の中に血液(ヘモグロビン)が混じっているということです。
大腸癌やポリープはその表面より出血しているためその出血を感知する検査となります。
便潜血陽性となるのは1000人検査をしたら約50人くらいとされています。そしてその50人を大腸内視鏡で精密検査するとその2~3%に当たる1~2人が大腸癌と診断されるようです。

 

便潜血検査陽性での大腸がんの確率

またもし大腸に早期がんがあった場合、1回の便潜血検査で陽性となる確率は41~50%、2回の便潜血検査の場合では61~74%が陽性となります。また進行がんの場合は1回の便潜血検査で約73%が陽性となり、2回検査した場合約85%が陽性となります。

便潜血検査が陰性でも大腸がんがないとは言い切れないのです(偽陰性)。

 

便潜血検査を毎年受けましょう

便潜血検査を毎年施行すると大腸がんによる死亡率を33%減少させ、2年に1回の便潜血検査でも13~21%減少させるとされています。
このことを根拠に40歳以上になったら毎年便潜血検査を受けることが推奨されています。1回でも陽性になれば大腸内視鏡を受けましょう。
当院での内視鏡検査は鎮静薬、鎮痛薬を使ってうとうとした状態でできる限り苦痛のないように検査をおこないます。
また検査の不安が強いなど検査前後に入院を希望される場合も柔軟に対応できますので、お気軽にご相談下さい。

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