Let’s 肥満度チェック!

緊急事態宣言が解除されましたが、コロナウィルスによる自粛生活で運動不足を実感している人も多いでしょう。そこで今日は肥満度チェックの紹介をしたいと思います。

肥満度を把握する身近な方法として、昔から体重を一つの目安とされている方が大半ですね。ただ体内の脂肪の量が多い状態を「肥満」と言うのであって、体重には筋肉、骨格、内臓も含まれているので脂肪の量はわかりません。だから単に体重が重いからと言って肥満だとは限らないのです。では、どうやってチェックすれば良いのか?ですね。みなさんも健康診断などの機会に「BMI」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。体重と身長から計算する「BMI」=ボディマス指数(Body Mass Index)は、成人の場合の肥満度を表す体格指数で、体の総脂肪量と相関することがさまざまな研究で確認されています。計算方法は世界共通で、肥満や痩せを知るための国際的な指標です。

 

BMIの計算方法

[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]です。※身長はcmではなくmで計算します。
計算例⇒身長165cm 体重70kgの人のBMIは、70kg /(1.65m × 1.65m)= 25.71になります。

●電卓で簡単に計算する方法はこちら●

体重(kg)÷身長(m)÷ 身長(m)

体重を身長で2回割るというこの方法だと、式通りの順番でスムーズに計算できます。
計算例⇒身長165cm 体重70kgだと、70÷1.65÷1.65で25.71となります。

 

肥満の判定基準

少し面白いのがBMIの計算方法は世界共通でも、肥満の判定基準は国によって違うところ。ナゼかと言うと、国よって食生活や体格が異なるので、判定基準が違ってくるということです。
WHO(世界保健機構)の基準では30以上を「肥満」としていますが、日本では日本肥満学会の定めた基準で25以上が「肥満」とされています。

●日本の判定基準●

低体重(痩せ型):18.5未満
普通体重:18.5以上、25未満
肥満(1度):25以上、30未満
肥満(2度):30以上、35未満
肥満(3度):35以上、40未満
肥満(4度):40以上

 

日本肥満学会ではBMI値が22になるときの体重を標準体重とし、統計的に最も病気になりにくく死亡率が低いとされています。

 標準体重=身長(m)×身長(m)×22

 

BMIが25を超えて高まるリスク

厚生労働省の資料より、BMIが25を超えると脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクが2倍以上になり、30を超えると高度な肥満として、より積極的な減量治療を要するものとされています。
※BMIは、身体全体としての体脂肪量なので、内臓脂肪型肥満や皮下脂肪型肥満という太り方の違いまでは把握できません。故にメタボリックシンドロームの診断基準には入っていませんが、メタボリックシンドローム予備軍を拾い上げる意味で特定健診・特定保健指導の基準にはBMIが採用されています。

BMI異常値で多い疾患

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 脂質異常症(高脂血症)
  • 高尿酸血症・痛風
  • 動脈硬化
  • 心筋梗塞
  • 脳卒中
  • 変形性膝関節症
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)

肥満を生み出す背景には、食生活の欧米化による高カロリー摂取、公共機関や車の普及による運動不足、ITの発達によるあらゆる作業の自動化など、便利で快適な世の中だからこその要因があります。それはそれで幸せなことですが、ただ「肥満」という状態はさまざまな病気を誘発していきます。“肥満は万病のもと”とも言えるかもしれません。健やかな生活を維持するためにも、まずは是非ご自身のBMIを把握して頂きたいと思います。

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